耀変天目 

ただただ楽しく愉しく

千と千尋の神隠し より カオナシ

スタジオ ジブリの映画は

どれをとっても

芸術性を感じさせる 絵画のような 絵に引きつけられます

 

これほどの完成度の高い絵画が

アニメーションとして動くということですでにお腹いっぱい

 

鑑賞を満たしてくれます

 

さて

 

タイトルの 「カオナシ」なのですが

彼を 千となった千尋が 「おいで」っていう場面がありますが

非常に解釈が難しい

 

幼児の中にある 母性というものを クローズアップした場面となると

ほのかに香るのは 児童婚の因習

 

日本はそういう部分においてはまだまだ 発展途上国

戦前まで当然とされていた文化ですしご存命の方も少なくはありませんから

明確に否定することを憚られる聖域のひとつではあります

 

しかしそれは

女性としての性に押しつける 「愛情」という名の美徳でしかありません

 

「愛」とは意志による弛まぬ努力の結果

育まれていくものであり 

性別により自然発生してくるものでは一切なく

 

この国における

それは軍国主義者による 産めよ増やせよ から発せられた「母性神話」のすぎません

 

岡本太郎 岡本かの子  親子の例を出す必要もないかと思いますが

女性がもつ母性でなくても 子どもは育ちます

 

女性の性 について

あまり詳しくはなく 

お母さまは 善女であり 良き母として生きることを

満足とするが良い人生である という

 

暗黙に出来上がった 軍国主義の残像 を女性に見出す在り方は

押しつけられた 性的役割像の一つに過ぎません

 

自分自身と引き合う

素敵で素晴らしい 異性と 出会い 結婚することは 人生において最大の幸福の一つです

 

愛までも

コスパでケチって 2人で半分こ なんてしないで

飽食の時代です

2人で二つでも三つでも四つでもいいんです

それを 2人で納得しあい合意する  これこそが 「愛」から生まれる行為です

 

アナタを誰かに支配させないで

たったひとりの大切なあなたなのだから