耀変天目 

ただただ楽しく愉しく

さすがに慣れし

あやもなく隔てけるかな夜を重ね

 

さすがになれし中の衣を

 

 

 

源氏物語 にでてくる 主人公の 光源氏 が 若紫 に送った 

後朝の文

 

 

このウタをさらっと読むと ちょっと 若紫にたいして上からすぎるところが

なんともなんだけど

 

彼にとっての家族は 心から打ち解けることのできる人は

彼女だけだったんだろうなと 推察できる

 

年上で お金持ちでプライドの高い妻

同じくサロンの女王との恋愛 

手の届かない人妻の 姉のような存在

 

はじめて手にした 葛藤のないつながり

心を許せるけれど自分を脅かすこともない存在

 

 

この2人の結びつきが 他のどの関係性にもない 

結びつきをもっていることを

感じさせる 

 

この2人の関係性は

古典の理想的な男女のあり方の一つとして描かれている

 

 

さまざまな女性の生き様を主人公を通して描き

表している

 

漫画なので

より本質的で 何より 装束が美しい

 

永久保存版

 

 

 

 

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