この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば
この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば
藤原道長 作 と言われる ウタ
その権勢を誇ったウタと教科書に記され紹介されていることが多くて
まとめ上手
映像化されて印象深いし なんとなく 彼の人柄もしのばれて 上手いなと
詳細を事細かにあげていくことを解釈に含むとしたらば
彼の人物像というものは 少し異なってくるのかもしれないけれど
満月の下 子どもをあやしながら 臣下の中で1番の位を得た という満足感が滲みでてる
映像が浮ぶ
ここで疑問
「欠けたることも無し」
月 は 欠けるもの であって 欠けたることも無し ということは 不可能な話し
それを月に例えるあたり なんとも言えない感慨
現代では
基本的には 法の下にて平等が システム
権勢を誇った 道長は 常に 権力の失墜に怯えていたことを思うと
かの時代の 最高権力者たちよりも
恵まれている現代なのかと 感謝
ところで月に到着人にとっての月って満月なのかしらね