したがひのつま (続き)
光源氏は誰を愛していたのでしょうか。
答えとしては
みなを等しく愛していた
でしょう。
しかしその答えとしたら
誰ひとり愛していなかった。ということかも知れません。
生きていくシステムだと思えば
この在り方も否定はできないのでしょうが…。
作者は
ヒロインである、紫に言わせています。
『早く、女の自由のないこの世から消え去ってしまいたい。』
当時を生きる人の望み
今を生きるワタシは女としての自由を味わえているのでしょうかね。