耀変天目 

ただただ楽しく愉しく

闘子さん

友人がすすめてくれた 漫画 

ずいぶんと前になるから 作者名も タイトルも忘れてしまったけど

 

ヒロインの名前 闘子 は

印象深く

 

ご両親に先立たれた 姉弟の物語り で

おそらくは 弟の視点から 

後日 記されたのだろうかという つくり

 

家族の物語り から 私の物語りとなり 新しい家族への物語り への移りかわりを

描いていたように覚えている

 

名前は 病気ガチな母親がつけた らしい…

 

弟曰く

その名の通りに 母親役や父親の介護 そして 自身の仕事と

大活躍で すっごい 女性 

(瞼の母も含みだろうけれど)

 

家ということから解放されている(いえば、家の主人なのだが)

ヒロインを 自立した女性のモデルとして

 

また 弟が成人していくなかで弟の目から見た 大人像のモデルとして

描かれていたことが印象的だった

 

彼にとっては 父親でもあり母親でもあり もちろんのこと 姉で

たった一人の肉親 

おかげで 家族の役割の側面が入れ替わった性別の

また ステレオタイプの性的役割から解放されている創りとなっていて

そのストーリーの中の登場人物の性格が

活き活きとしたものとして伝わってきた

 

大きな 女性 と

小さな 男性 物語でもあって

 

その作品との出会いは 私にジェンダーフリーの意味を

性自認という意味とは違った意味で リアルさをもって感じられるものにしてくれました

 

恋愛関係において

「女性らしさ」を謳っているものは少なくないですが

大きな女性の素敵なパートナーシップを

描いていて、今思うと貴重な作品でした

 

パートナーシップにおいて

両親から得られなかったものをパートナーから得ようとします

 

はっきり言って

本当の恋愛とはいえないのですが

発情には事足りますので 

パートナーチェンジが絶えるはずがありません

 

「小さな女の子の私」を抱きしめて欲しいのは

目の前にいる 「おっさんみたいな彼氏」ではなくて

 

「パパ」なんです

 

そのこと頭の片隅に

身体を大切にしながらその恋愛を充分に楽しんでみてください

恋はいつか卒業がおとづれます(たとえ結婚して子どもができたとしても)

その時が あなたの恋愛のはじまりです

 

 

それでは

大きな僕を 尊敬し受けいれ認めて欲しいのは 目の前の

あどけなさを残した彼女たちなのでしょうか?