パワーゲームを降りるための10のステップ
パワーゲームを降りるための10のステップ ー斎藤学ー
その1 私は 〇〇することへのこだわりから離れられずこの執着のために
日々の生活がままならなくなっていることを認めた (認知)
その2 〇〇することへ執着は他人の評価を気にしすぎるところから始まり、
自分の意志の力を信じすぎたことでひどくなったことを理解した(理解)
その3 今までの生き方を支えてきた意志の力への信仰をやめ、他人の評価を恐ることなく
あるがままの自分の心と身体を受け入れようと決心した (決心)
その4 あるがままの自分を発見するために今までの生き方を点検し、両親との関係から
始まる人間関係についての点検表をつくった (実践)
その5 前記の点検表を、先行く仲間たちに見せて語りあい
「真の自己」の発見につとめた (実践)
その6 「偽りの自己」の衣装の下に隠れていた「真の自己」の存在を実感できるようになり
この「もう1人の自分」と和解しようと思うようになった ( 感得)
その7 今までの生き方の誤りが「真の自己」を見失い、傷つけ成長の最後の階段を
踏みそこなったことに由来することに気づいた (洞察)
その8 今までの生き方の点検をつづけ新たに気づいた無理な生き方は
勇気を持って変えることを心がけた (改善)
その9 自分の生命の自然な流れを実感するようになり、その流れに漂うことの
落ち着きを楽しむようになった (セレニティを楽しむことのステップ)
その10 これらの自分の経てきた成長のステップをまだ〇〇することの努力に
溺れている人びとに正確に伝えた (メッセージのステップ)
この関係性では どちらが上でどちらが下とかいう関係はありません
「救ってあげる人」でも「救われる人でもない」対等な関係 → 本当の他人との出会い